XServerのMCPでClaudeにWordPressを入れてもらったらめっちゃ楽だった

目次
  1. つなぎ方はコネクタを探して押すだけ
  2. 権限は「すべての操作」で試してみる
  3. ドメインを追加してもらう
  4. SSLを設定してもらう
  5. WordPressをインストールしてもらう
  6. SSHの設定もできる
  7. 【重要】どこまで権限を渡すか
  8. 権限はあとから変えることが可能
    1. 有効期限とIP制限は設定できない
  9. Claudeからコネクタを消す時はXserver側も一緒に削除する
  10. おわりに

サーバーパネルを開いて、ログインして、メニューを探して…。例えば、WordPressを1つ立ち上げるにしても、サーバーの作業は毎回おなじ手順をなぞりがちです。

2026年11月4日から、エックスサーバーがClaudeのコネクタに対応しました。管理画面を開かずに、会話だけでサーバーを操作できます。

ドメインの追加からWordPressのインストールまで、XServerの管理画面でやっていたことを、AIに頼んだらどうなるか見ていきましょう!

つなぎ方はコネクタを探して押すだけ

Claude Desktopの設定画面から「カスタマイズ」を開いて、コネクタを検索します。「XServer」を選んで接続を押す形です。

手で何かを入力する場面はありません。APIキーを自分で作って貼り付ける作業もいらないです。ここは楽になりました!

Claudeのコネクタ画面で「xserver」を検索した状態。右側に「連携」のボタンがある

次にXServerアカウントでログインします。Googleのアカウントでもログインできます。2段階認証を設定している場合は認証コードを、初めての端末ではメールアドレスの認証を求められることがあります。

権限は「すべての操作」で試してみる

つなぐときに、操作権限を「すべての操作」「読み取り専用」「カスタム」の3つから選びます。

連携する内容を選ぶ画面。対象サーバーは「すべてのサーバー」、操作権限は「すべての操作」を選んだ状態

今回は「すべての操作」にしました。自分の検証用のサーバーで、消えて困るものが何も入っていないからです。

どこまでの権限を渡すかは、そのサーバーでどういった情報を扱っているか、自分が責任を持てる環境か、などを考えて決めたいところです。

ドメインを追加してもらう

まずはドメインです。お願いしたのはこの一文だけ。

Claudeに「hpcode.xyzのドメインを(サーバー)に追加してもらえますか」と頼んだ画面

「無料SSLも有効にします」と自分から言ってきました。こちらは頼んでいません。ドメインを足したらSSLも要るよね、というところまで込みで動いてくれます。

ここは少し時間がかかります。エックスサーバー側で「反映待ち」になるためです。

SSLを設定してもらう

ドメインの追加が終わると、続けてSSLに進みます。

SSLを設定したが、反映まで時間がかかると説明している画面

設定そのものは一瞬ですが、反映には最大1時間かかります。この間は、アクセスしてもエックスサーバー共通の仮の証明書が返ってきて、ブラウザに警告が出ます。

このように時間がかかる作業については、「あとで自動で確認しますか」と聞いてくれました。お願いすると、時間をおいて勝手に確かめて報告してくれます。

時間をおいて自動で確認し、SSLの反映を報告している画面

証明書の発行元と有効期限まで出ます。「設定しました」で終わらずに、実際に警告なく開けるところまで確認してくれるのは助かりますね。

WordPressをインストールしてもらう

そして追加したドメインに対して、WordPressをインストールしてもらいましょう!

wordpressの簡単インストールでwordpressをインストールしてください。必要な情報があれば聞いてください

足りない情報は、選択肢つきで聞いてくれます。

サイトタイトルを選択肢で聞いてきている画面

聞かれたのは4つでした。

聞かれたこと答えたこと
どこにインストールするかドメインの直下
サイトタイトルDEMO
管理者のユーザー名自分で指定
パスワードとメールアドレス自動生成でおまかせ

管理者のユーザー名のところに「推測されにくい名前がおすすめです。あとから変更できません」と添えてあるのが地味にいいです。普通にやると admin のまま進めてしまいがちなところですよね。

そして完了です。

WordPressのインストール完了報告。聞かれた4件とその回答、ログイン情報が並んでいる

サイトのURL、管理画面のURL、ユーザー名、パスワード、管理者メールまで一覧で出ます。

サーバーパネル側を見ると、手で入れたときとまったく同じ状態になっていました。

サーバーパネルのWordPress簡単インストール一覧に、作られたサイトが登録されている画面

データベースもちゃんと作られています。あとは管理画面を開くだけです。

インストールされたWordPressのダッシュボード。WordPress 7.1.4

ドメインの追加からここまで、サーバーパネルは一度も開いていません。

SSHの設定もできる

SSHの設定も権限に入っています。

SSHを有効にして、鍵ペアを作るところまで頼めます。つなげてしまえば、AIにサーバーのファイルを操作することもできるようになります。また、WP-CLIも使えるので、WordPressの管理画面から行っているような記事の更新なども可能になります。

(ちょっとできることが増えすぎますね…)

このように、SSHでつないでAIが操作できるようにすると、できることが増えるというより、なんでもありな感じになっていきます。

便利なような怖いような…

【重要】どこまで権限を渡すか

ここまで「できること」を紹介してきましたが、ここが一番大事なところです。

便利に使えたということは、それだけの権限をAIに渡しているということでもあります。

権限の一覧は、XServerダッシュボードの「APIキー管理」から更新の画面を開いて、「カスタム」を選ぶと見ることができます。

操作権限で「カスタム」を選んだ画面。34項目それぞれに「すべての操作」「読み取り専用」「操作不可」がある

権限は34項目あります。「すべての操作」を選ぶと、こういうことができる状態になります。

  • ドメインを削除できる
  • インストールしたWordPressを削除できる
  • データベースを削除できる
  • SSHの設定やFTPアカウントの追加ができる
  • DNSレコードを変更できる

危険な操作はAIのほうも認識しているので、基本的には問題が起こる可能性は低いように思います。ただ、万が一何かあったときに責任が取れるのかどうか。そこを前提にして、どこまでの権限を渡すかは考えたほうがいいかなと思います。

特にクライアントのエックスサーバー環境に、安易に設定していいかどうか。自分はあまり入れづらいなという気がしています。

そもそもサーバーの設定って、一度決めたらあまり変更しないことのほうが多いですよね。だとすると、開けておいても使う場面がそんなにないかなという気もしています。

権限はあとから変えることが可能

連携の時に決めた権限は、あとから変えられます。

変える場所は先ほど見たXServerダッシュボードの「APIキー管理」です。対象の行の縦三点リーダーから「更新」を選んで、設定を選び直す形になります。

XServerダッシュボードの「APIキー管理」。Claude連携設定の行は有効期限が「無期限」、IP制限が「制限なし」

権限を見直したい場合は、このAPIキー管理から更新しましょう。

有効期限とIP制限は設定できない

ただし、あとからも設定できないものがあります。有効期限とIP制限です。

「APIキー管理」の一覧には「有効期限」と「IP制限」の列がちゃんとあります。でもコネクタでつないだ行は「無期限」「制限なし」と表示されていて、更新の画面にもその欄自体がありません。

自分で「APIキー追加」から作るキーには設定できるので、コネクタだけが例外という形ですね。マニュアルにもこう書かれています。

通常のAPIキーとは異なり、有効期限とIP制限の設定はありません。

XServer MCP Server リモート版 マニュアル

Claudeからコネクタを消す時はXserver側も一緒に削除する

最後に1つ、忘れてしまいそうなところを共有です。

Claudeの画面でコネクタを削除しても、XServer側の連携は解除されません。マニュアルにもはっきり書かれています。

Claude側でコネクタを削除しても、XServer側の連携は解除されません。ご利用を終了する場合は、XServerアカウントの「APIキー管理」から連携を解除してください。

XServer MCP Server リモート版 マニュアル

やめるときは2か所です。

  • Claude Desktopの設定のコネクトから連携の解除
  • XServerダッシュボードの「APIキー管理」から削除

Claudeから削除すると消えたように見えますが、XServer側でも忘れずに削除しておきましょう。

おわりに

ドメインの追加から、SSLの設定、WordPressのインストールまで。サーバーパネルを開かずに会話だけで終わりました。

こういった今まで管理画面からポチポチしていたような作業も、XServerのMCPを使うとAIと対話しながらできるようになります。

ただ、サーバーの操作権限をAIに渡していることは忘れてはいけません。自分の責任の範囲外で作業する場合は、リスクを踏まえてどこまで設定するか考えてみてください!

快適さと、リスクのバランスを見ながら、XServerを操作できるようにしていきましょう!

WordPressでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

ちょっとしたお困り事からサイト全体のリニューアルのようなご依頼まで、お悩みに応じて柔軟に対応いたします。

この記事を書いた人

はにわまん

HPcode代表。300件以上のWordPress案件を対応してきました。ちょっとしたWordPressのカスタマイズからブロックテーマでのリニューアルまで。更新できるWordPressサイトが好きです。