【どちらを選ぶ?】ShopifyとBASEを比較して選ぶ基準をまとめました

国内でネットショップを開設しようと検討したときにまず出てくるのはBASEかと思います。一方の海外ではShopifyが選択肢に上がりやすいです。

Shopifyは2018年に日本に参入して以来、どんどんシェアを伸ばしている世界的に有名なネットショップです。そんな世界のShopifyと日本に定着しているBASEについて比較してみました。

ネットショップを立ち上げるにあたってどちらを選ぶか悩んでいる方は参考にしていただければと思います。

ShopifyとBASE比較の個人的な結論

最初に結論ですが抽象的に言うと、

  • 本気で運営するならShopify
  • とりあえず自分でサクッと開設したいならBASE

といった感じです。

最も分かりやすくShopifyとBASEを選定する方法としての個人的な見解としては、月の売上が12万円を超えるかどうか、もしくは12万円以上は売り上げるネットショップにするつもりかどうかで決めるのが一番分かりやすい決め方かと思っています。

Shopifyは月額の固定費がかかるので、どうしても無料のBASEに比べると手を出しづらいと感じる人が多いですが、逆に月額無料のBASEはどこでお金を回収しているかというと売買時の手数料ですね。

以下は月の販売額から手数料を含めた実際の月額がいくらになるかをまとめた表です。注目してほしいのは販売額が月12万円を超えたときの月額合計ですね。

販売額が12万円以下のときはBASEのほうが月額が安いですが12万円を超えてくるとShopifyの方が安くなってきます
(※ 簡易的な計算とするためBASEの商品売買時に発生する40円を無視して計算しています。BASEでの販売数におよりますが実際はもっと早く逆転現象が起こります。)

販売額 月額 + 手数料の合計
Shopify BASE
¥10,000 ¥3,340 ¥600
¥20,000 ¥3,680 ¥1,200
¥30,000 ¥4,020 ¥1,800
¥40,000 ¥4,360 ¥2,400
¥50,000 ¥4,700 ¥3,000
¥60,000 ¥5,040 ¥3,600
¥70,000 ¥5,380 ¥4,200
¥80,000 ¥5,720 ¥4,800
¥90,000 ¥6,060 ¥5,400
¥100,000 ¥6,400 ¥6,000
¥110,000 ¥6,740 ¥6,600
¥120,000 ¥7,080 ¥7,200
¥130,000 ¥7,420 ¥7,800
¥140,000 ¥7,760 ¥8,400
¥150,000 ¥8,100 ¥9,000
¥160,000 ¥8,440 ¥9,600
¥170,000 ¥8,780 ¥10,200
¥180,000 ¥9,120 ¥10,800
¥190,000 ¥9,460 ¥11,400
¥200,000 ¥9,800 ¥12,000

ということで、月の売上が12万円を超えるであろう店舗、もしくは12万円以上は売り上げるネットショップにするつもりの店舗(移行の引越し作業が面倒ですからね…)は、最初からShopifyを選んでおけば、少なくとも金額面ではお得ということですね。

ShopifyとBASEを比較

ネットショップに必要な各項目からShopifyとBASEを比較していきます。
※ Shpifyのプランは「ベーシック」を前提としています。

人気

Shopify BASE
100万店舗以上 100万店舗以上

両者とも100店舗以上の導入実績があります。ただ傾向の違いとしては、カナダ発のShopifyは全世界175カ国以上の世界規模での店舗数。一方のBASEは日本国内での店舗割合が多いと考えられます

世界のShopify、日本のBASEが今までの考え方でした。ただし、2018年に本格的にShopifyが日本に進出してきてからは加速度的に日本向けの機能が増えています。

個人的に今後Shopifyはますます日本でのシェアを伸ばしてくのかと思ったりしています。

月額

Shopify BASE
29ドル 無料

BASEの最大の魅力は「0円でネットショップが立ち上げられる」という触れ込みかと思います。作っても売れるかどうか見込めない店舗や形としてだけネットショップがほしいという方はBASEで十分かと思います。

一方のShopifyは月額が約3,000円かかります。固定費がかかる分、腰が重くなるのも分かります。個人的な感覚としては、本気でネットショップ運営するならShopify、とりあえずで開設ならBASEといった棲み分けがしっくりきます。

販売手数料

Shopify BASE
無料 3%

販売手数料とは、売れた商品の金額に対する手数料ですね。システム利用料とも捉えることも可能です。売れるたびに毎回発生します。Shopifyが無料に対してBASEは毎回3%の手数料が発生します。

冒頭の結論にも繋がりますが、売れれば売れるほどBASEに支払う金額が増えていくというイメージですね。

決済手数料

Shopify BASE
3.4%
※ Shopifyペイメント利用
3.6% + 40円
※ BASEかんたん決済利用

手数料にはもう1つ決済手数料があります。これは決済するたび発生する手数料ですね。Shopifyは3.4%に対してBASEは3.6%となります。売れるたびの手数料なのでちょっとした%の違いが数十万、数百万と売上が上がっていくと実際の金額にとんでもない開きが出てきます。

手数料を基準にするなら自分のネットショップはいくらくらいの売上を見込むかでShopifyかBASEを選ぶのが基本になるかと思います。

振込手数料

Shopify BASE
無料
※ Shopifyペイメント利用
250円 + 500円 or 0円

最後の手数料として、振込手数料があります。これはネットショップでの売上を自分の口座に振り込んでもらう際に発生する手数料ですね。

Shopifyは無料に対しては、BASEは有料です。BASEの振込手数料を細かく見てみると、250円は確定で決まっていて、振込額が2万円以上の場合は0円で2万円未満の場合は500円と設定されています。

入金サイクル

Shopify BASE
申請した翌週の金曜日 振込申請から10営業日後

入金サイクルは、振り込みをお願いしたらどれくらいで振り込んでもらえるかといったものです。Shopifyは入金サイクルがめちゃくちゃ早くて申請した翌週の金曜日、BASEは10営業日後に振り込まれます。

決済手段

Shopify BASE
  • Shopify ペイメント
  • Apple Pay
  • Google Pay
  • Shop Pay
  • PayPal
  • Amazon Pay
  • KOMOJU
  • 携帯キャリア決済
  • Paidy
  • GMOイプシロン
  • SBペイメントサービス
  • 2Checkout
  • CyberSource
  • BitPay
  • クレジットカード決済
  • コンビニ(Pay-easy)決済
  • 銀行振込決済
  • キャリア決済
  • PayPal決済
  • 後払い決済

決済方法の比較です。Shopifyペイメントとは、Shopifyが提供しているクレジットカード決済ですね。VISAやMastercardに対応しているものの、標準ではJCBには対応していません

一方のBASEのクレジットカード決済はVISAやMastercard、JCBにしっかり対応していますね。ただ、ShopifyでもKOMOJUの外部サービスと連動させることで簡単に理由できるようになるので、あまり大きな差ではないかもしれません。

ShopifyはAmazon Pay等の多様な決済方法が使えることが強みですね。多様な決済手段の提供によって購入率を高めることができるかもしません。

販売チャネル

Shopify BASE
  • オンラインストア
  • アプリ「SHOP」
  • Facebook
  • Amazon
  • 楽天
  • 購入ボタン
  • Messenger
  • Instagram
  • Shopify POS
  • オンラインストア
  • アプリ「BASE」
  • Instagram販売
  • オフラインの販売チャネル

販売チャネルは、ネットショップで管理しているアイテムをどこの販売に流用できるか?といった意味で捉えてもらえたらと思います。

Instagramやオフラインは共通していますが、その他のチャネルについてはShopifyが圧倒的ですね…。楽天やAmazonと連動して在庫管理できたり、購入ボタンを発行してWordPressの各ページから購入できるように促したりがShopifyだとできるようになります。

コミュニティ運営と法人運営

いくつかの項目でShopifyとBASEを比較してみましたが、個人的に最も大きな違いはコミュニティの差です。

制作者へのメリットが大きいShopify

Shopifyは拡張機能やテンプレートは個人・法人問わず開発可能、そして審査が通れば公式に掲載されるような、要するに誰もが拡張機能やテーマを作成することができるようになっています。

そして作成した人にとってのメリットが用意されていて、それがうまく回っているように感じます。たとえ今は機能が足りなくても、そのうち誰かが開発してすぐにその不満はなくなるといった仕組みが出来上がっています。

開発スピードに大きな差が出てくる

法人が社内だけでの開発ではとても追いつけないほどのスピードで、多くの機能やデザインが出来上がって、そしてユーザーはそれらから選べるようになっていきます。

これは、WordPressのコミュニティが活発で有志によっていろんな機能やテーマが開発されていき、相対的に満足度の下がった自社(法人)製CMS需要が下がっていった経緯に似ている気がします。

現時点のShopifyで「こういうところが微妙だな」って仮に思っていたところがあったとしても、来年にはなくっていて、さらに+αですごい拡張機能が追加されていことも想像できます。

WordPress的なコミュニティが好きな自分にとって、Shopifyの「みんなで良くしていこう」的なコミュニティベースの運営が好きですね。
(だいぶ話が脱線してすみません笑)

おわり

ShopifyとBASEを比較に関してのまとめとしては、本気で運営するならShopifyという結論が自分の考え方です。とりあえず自分でサクッと開設したいという考えの場合はBASEがいいかと思います。

分かりやすい金額の目安としては、月に12万円以上の売上をあげるようなネットショップにするならShopifyをはじめから選んでおくことをおすすめします。

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