WPvividでWordPressサイトのバックアップをクラウド(Google Drive)に自動保存しよう!

目次
  1. なぜサーバーの外に保存するのか
  2. 手動でバックアップを取ってみる
  3. Google Driveにつなぐ
  4. 毎月の自動バックアップを設定する
    1. スケジュールで、必ず知っておきたい2つの注意
  5. Settingsで他の設定を確認しよう
  6. バックアップの結果をメールで受け取る
  7. 取れているかを、必ず確かめる
  8. おわりに

サイトが壊れた時に一番ほしくなるのは、壊れる前のバックアップです。

WPvividを使うと、WordPressのファイルとデータベースをまとめて、Google Driveに自動で保存できます。

今回は、その設定を紹介していきます。サーバーの中に置いておくだけでは足りない理由も書いているので、ぜひ参考にしてみてください!

なぜサーバーの外に保存するのか

バックアップのプラグインを入れると、たいていはそのサーバーの中にファイルが貯まっていきます。初期設定のままだと、そうなっていることが多いです。

一見、これで取れているように見えます。でも、同じサーバーの中にしかないというのが落とし穴です。

困るのは、こういう時です。

起きることどうなるか
サーバーそのものが止まるサイトが見られない間は、バックアップも取り出せない
契約が切れる・期限が過ぎる管理画面に入れなくなり、中のファイルに触れなくなる
サーバーが攻撃されるサイトのファイルと一緒に、バックアップまで消される・書き換えられる

3つ目が特に厄介です。攻撃された時こそバックアップの出番なのに、同じ場所にあるものは一緒にやられる可能性があります。侵入した側からすれば、戻されないようにバックアップを消すのは自然なことです。

つまりバックアップは、「取っているかどうか」だけでなく「どこに置いてあるか」まで決めておくものだと思っています。サイト本体と運命をともにしない場所に、1つ逃がしておく。それだけで、助かる場面がぐっと増えます。

その逃がし先としてGoogle Driveを使います。無料の枠がありますし、復元する時もブラウザからそのまま落とせます。

バックアップの考え方そのものは「万が一に備えてWordPressサイトのバックアップを取得しよう」でもまとめています。

手動でバックアップを取ってみる

WPvivid Backup →「Backup & Restore」を開きます。

WPvividのBackup & Restore画面。バックアップの内容と保存先を選んで「Backup Now」

選ぶところは2つだけです。

項目選ぶもの
バックアップの内容Database + Files (WordPress Files)
保存先Save Backups to Local(最初はこれでOK)

「Database + Files」が、データベースとファイルの両方です。基本はこれを選んでおけば大丈夫かと思います。

「Backup Now」を押すと始まります。初回はサイトの大きさによって、数分かかることもあります。

まず1回、手動で成功させてからスケジュールに進むのがおすすめです。いきなり自動にすると、失敗していても気づけません。

Google Driveにつなぐ

「Remote Storage」タブを開くと、保存先の候補が並んでいます。

WPvividのRemote Storage画面。Google Drive・Dropbox・OneDrive・Amazon S3などが選べる

「Google Drive」を選んで、「Authenticate with Google Drive」を押します。Googleの画面に飛ぶので、保存したいアカウントでログインして許可します。

戻ってくると、保存先の情報を入れる欄が出ます。

項目入れるもの
Remote Storage Alias(呼び名)My Google Driveなど、どこにつないだか分かる名前
ルートのフォルダ名wpvivid_backupなど
サイトごとのフォルダ名ドメインの.を_に変えた形(初期値のまま)
Set as the default remote storageチェックする

呼び名は、どのサービスにつないだのかが分かる名前にしておきます。My Google Driveのような形です。

さっきの画面の上に並んでいたとおり、WPvividはDropboxやAmazon S3など、いくつもの保存先を登録できます。あとから足した時に、一覧で見分けがつかなくなると困るので、名前の時点でサービスが分かるようにしておきます。

Googleアカウントを使い分けているなら、Google Drive(保守用)のように、どのアカウントかまで入れておくとさらに迷いません。

サイトごとのフォルダ名は、初期値がexample_comのように、そのサイトのドメインから自動で作られます。そのままで困りません。

毎月の自動バックアップを設定する

「Schedule」タブを開きます。

WPvividのScheduleタブ。12Hours・Daily・Weekly・Fortnightly・Monthlyから選ぶ

「Enable backup schedule」にチェックを入れて、間隔を選びます。選べるのは5つです。

間隔向いているサイト
12Hours毎日何度も更新する
Daily毎日更新する
Weekly週に数回更新する
Fortnightly月に数回更新する
Monthlyほとんど更新しない

保存先は「Save backups to remote storage」を選んで、さっき作った呼び名(My Google Drive)を指定します。内容は手動の時と同じ「Database + Files」のままにします。

スケジュールで、必ず知っておきたい2つの注意

この画面に小さく書かれている2行が、とても大事です。

1) Backup schedule will start at a random time between 00:00:00 and 00:00:30 UTC

時刻は選べません。UTCの0時台、日本時間だと朝9時すぎに始まります。「深夜にやってほしい」はできないので、アクセスが多い時間と重なるサイトでは、動いている間に少し重くなることがあります。

2) a scheduled backup task for your site will be triggered only when the site receives at least a visit at any page.

また、誰かがサイトを見に来た時にしか、バックアップは動きません。

WordPressの予約投稿と同じ仕組みで、アクセスがきっかけで動きます。アクセスがまったく無いサイトだと、設定していても何日も動かないことがあります。

「設定したのにバックアップが無い」という時は、まずここを疑ってみてください。サイトを1回開けば動き出します。

Settingsで他の設定を確認しよう

「Settings」→「General Settings」です。

WPvividのGeneral Settings画面。保存する世代数やバックアップフォルダの設定

それぞれの項目が何をするのかは、こうなっています。

項目意味
backups retainedバックアップを何世代まで残すか。この数を超えると古いものから消えていく
Calculate the size of files, folder and database before backing upバックアップを始める前に、サイトの容量を計算する
Show WPvivid backup plugin on top admin bar管理画面の上のバーに、WPvividのメニューを出す
Merge all backup parts into single zip when a backup completes分かれて作られたバックアップを、最後に1つのzipにまとめる
Keep storing the backups in localhost after uploading to remote storageクラウドに上げたあとも、サーバーの中にファイルを残す
Delete the /wpvividbackups folder … when deleting WPvivid Backup pluginプラグインを削除する時に、バックアップのフォルダごと消す
Back up symlink foldersシンボリックリンクのフォルダも、バックアップに含める

残す世代数は、「何日前までのバックアップがあれば安心か」で決めるといいかなと思います。

たとえば1か月ごとのバックアップで3世代を残す設定なら、1か月前・2か月前・3か月前の状態まで持っておけることになります。毎日のバックアップで3世代なら、3日前までしか戻れません。

ここはスケジュールの間隔とセットで考えるところです。「おかしくなったことに、何日後に気づきそうか」を想像して決めると、ちょうどいいところに落ち着きます。

管理バーの表示は、好みで決めて大丈夫です。管理バーにメニューが増えるとごちゃごちゃしてくるので、普段よく開くものでなければ、外しておくと管理画面がすっきりします。

クラウドに上げたあとサーバーに残すかどうかは、サイトによって決めます。チェックを入れると両方に控えが残りますが、ファイルが溜まり続けてサーバーの容量を圧迫していきます。外すとクラウド側だけになり、容量は増えません。サイトの大きさ・バックアップの頻度・サーバーの空き容量と相談しながら決めていきましょう。

プラグインを消す時にフォルダも消す設定は、どちらでも大丈夫です。プラグインを外すときに、サーバーの中のバックアップファイルも一緒に消してよければ、チェックしておきます。

残りの3つ(容量の計算・1つのzipにまとめる・シンボリックリンク)は、初期値のままで問題ありません。容量の大きいサイトでzipにまとめる処理が途中で止まる場合だけ、「Merge all backup parts…」のチェックを外してみてください。

バックアップの結果をメールで受け取る

同じ「General Settings」の下のほうに、メールで結果を知らせてくれる設定があります。

「Enable email report」にチェックを入れると、送信先の欄が出てきます。

WPvividのEmail reportの設定。送信先のメールアドレスと、通知のタイミングを選ぶラジオボタン

通知のタイミングは2つから選びます。

選択肢どんな時にメールが届くか
Always send an email notification when a backup is completeバックアップが終わるたびに毎回
Only send an email notification when a backup fails失敗した時だけ

自動バックアップは、止まっていても気づけないのが一番こわいところです。毎回メールが来ると見なくなってしまうので、失敗した時だけにしておくと、本当に見るべき時だけ手元に届きます。

入れたら「Test Email」のボタンでテスト送信ができるので、実際に届くか確かめておきましょう。

なお、送信先として入れられるのは1つだけです。2つ目以降はPro機能という案内が出ます。

取れているかを、必ず確かめる

設定したら、Google Drive側を開いて、実際にファイルがあるか見てください。

Google Driveのwpvivid_backupフォルダ。バックアップのファイルが並んでいる

設定したwpvivid_backupのフォルダの中に、ファイルが並んでいればOKです。

バックアップは「設定した」ではなく「ファイルがそこにある」で初めて意味を持ちます。管理画面で成功と出ていても、クラウド側へのアップロードで失敗していることがあります。

おわりに

WPvividでGoogle Driveへ自動保存する設定を紹介しました。

WPvividを導入すると、サイトとは別の場所に、決まった間隔でバックアップが貯まっていく状態になります。サーバーが止まっても、契約が切れても、攻撃を受けても、手元に戻せるものが残ります。

失敗した時はメールで通知が届くようにしておきましょう。自動バックアップは、止まっていても気づけないのが一番こわいところです。

バックアップは、必要になる日まで役に立っているか分からないものです。だからこそ、取れていることを見る習慣のほうが、設定より大事かなと思います!

WordPressでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

ちょっとしたお困り事からサイト全体のリニューアルのようなご依頼まで、お悩みに応じて柔軟に対応いたします。

この記事を書いた人

はにわまん

HPcode代表。300件以上のWordPress案件を対応してきました。ちょっとしたWordPressのカスタマイズからブロックテーマでのリニューアルまで。更新できるWordPressサイトが好きです。