今はWindowsをメインに使っていますが、実はMacも持っていて1年ほどは使っていた時期がありました。
コーダーをメインの仕事としているわたしですが、特に不便はしていません。MacがダメでWindowsを使っているという訳ではなく、単純にWindnwsの方が慣れていて操作が早いと思ったからですね。
そんなわたしが思う、WindowsとMacのメリットなどを紹介していけたらと思います。
コーダーとして、テキストエディタ開いたり、Git使ったり、PhotohopやIllustrator開いたり、Excel開いたり、みたいな用途で想定してください。
Surface Laptop(今)と、MacBook Air(2015年くらいに買ったやつ)を持っています。
結論は慣れてる方
結論しては慣れている方でいいかと思います。OSごとに操作のルールが決まっています。また、MacBook AirとWindowsではキーボードの配置も違いますよね。
わたしは古めの人間なので、パソコンの入りがWindowsからでした。キーボードの操作とかアプリケーションなど慣れているのはWindowsですし、Macで操作するよりも確実に早いなって思います。
この「慣れ」を上回るほどのメリットがあればMacを使い続けたと思いますが、結果的に慣れているWindowsに戻った感じですね。
コーディングは環境に慣れていることがパフォーマンスを発揮するための重要な条件だと思います。大半の時間をコーディングするコーダーは、慣れていて早く操作できる方を選択した方が全体の作業時間が短くなるのかなと思います。
ただ両方もっておくと安心
「どっちがおすすめか」の問に対して、両方という回答はあまりに無責任すぎる気がしましたが、、、結局はMacもWindowsも2つ持っておいたほうが安心です。
例えば、Windowsしか持ってなくて「MacのSafariで見た時に〇〇なんですが・・・」みたいな質問が来た時に、Macを持っていないWindowsユーザーはどうしようもなくなります。
環境に慣れている事がパフォーマンスを発揮する上で大きな影響を及ぼすので、慣れている方という結論にしましたが、実機環境でのテストという観点を入れるとMacもWindowsも両方もっていないと対応できないと思います。
わたしはテストだけに使うMacがありますが、実際に持っていると安心感が違います。
MacとWindowsのメリット
MacとWindowsのメリットをコーダーに関係しそうな部分だけでまとめてみました。
Macのメリット
Macのメリットをまとめてみました。
Windowsも入れられる
Macでは「Boot Camp」を使って、Windowsを入れることができます。以下は公式サイトの記述です。
Boot Camp を使うと、Mac に Microsoft Windows をインストールできます。インストールした後で、Mac を再起動して macOS と Windows の切り替えができるようになります。
コーダーの視点で考えると、Mac1台でWindowsの確認もできるのが素晴らしいなって思います。特にデバイスフォントやIEの確認ですね。
デザイナーの多くがMac
個人的な統計ですが、デザイナーさんのMac率はめちゃくちゃ高いような気がしています。コーダーはデザインカンプからコーディングするのが仕事ですが、Macで作られたデザインカンプの多くはヒラギノ角ゴシックなど、Mac標準のデバイスフォントで作られていることが多いです。
それらのフォントはWindowsでは読み込めないので、フォントまでを完全に一致した状態でカンプを開くことができません。
コーディングの仕事に影響はないですが、文字を選択するたびに「フォントがありません!」と怒られるのが辛い・・・。
Safariが使える
今コーダーとして思うMacのいいところは、Safariが使えるという点です笑
Windows向けのSafariの開発は2012年あたりに正式に終了してしまっているので、、Safariのブラウザで動作確認する時にMacを持っている必要があるのかなと思います。
(Windowsに入れる方法があれば、どなたか教えてください…)
Windowsのメリット
Windowsのメリットをまとめてみました。
使っている人が多い
Windowsは単純に利用者が多いです。多い人が使っているOSでメインにコーディングした方が、同じ環境で確認してもらる確率が高いのでコミュニケーションが取りやすいかもしません。
極端な例だと「Chrome OSではこういう動きなんですけどねぇ・・・」みたいな話をしても、相手からすると「・・・だから?」って感じですよね。
2018年6月から2019年1月の世界の割合
→ Desktop Operating System Market Share Worldwide
2018年6月から2019年1月の日本の割合
→ Desktop Operating System Market Share Japan
使えるアプリケーションが多い
Windwsの方が歴史が長くシェアも多いということもあって、作成されたアプリケーショが豊富にあります。多すぎてどれがいいのか分からないって逆の悩みも出てきますが…
アプリケーションの助けを借りつつ効率化していきたい、と思っている方はWindowsの方が選択肢は多いかもしれません。
IEが標準にある
これまたコーダーの目線ですが、IEの確認が簡単にできるのがWindowsのメリットかと思います。シェアも減ってきてEdgeに変わり、そろそろ確認する必要もなくなりそうではありますが。
(とは言え、Edgeも似たようなものなので、Microsoft製のブラウザでの苦労は耐えなさそうですが、、)
Macだけのメリットと思われがちな事
Macのメリットしてよく挙げられる以下の項目は、Windows(少なくともSurface laptop)でも大差はないと思っています。
起動が早い
Windows8くらいから、Windowsの起動もめちゃくちゃ早くなった気がします。
今は10を使っていますが、Macと同じくらいの起動速度ですね。Macも起動時にプログレスバーみたいなのがグイーって動く間の待機時間がありますが、感覚的にはあれと同じくらいです。
電池の持ちがいい
電池持ちもAirとLaptopならほぼ変わりません。両者とも12時間くらいだった気がします。
個人的にはAirの対がLaptopな気がしています。軽さとか、電池の時間とかスペックを見ていると対抗している感じを凄い感じます笑
(ちなみに、実はLaptopの方がAirよりも軽いです。)
デスクトップを複数つくれる
Macのメリットを見ているとデスクトップを複数作れるからいい!みたいなことが書かれていることが多いですが、Windowsでも作れます。Wndowsキー + Tabを押すと、追加したり切り替えたりすることが可能です。
(わたしはほぼ使ったことないですが・・・)
Adobeツールを起動しても落ちない
PhotoshopやIllustrator、Excel、VSCode、Chromeなどなど同時に開くこともありますが、特に不便を感じたことがありません。Twitterなどでネタになっている、固まるといったことも、まだ経験したことがないです…。
この辺はWindowsとかMacで括るよりも単純にパソコンのスペックの問題な気がしたりします。
コーダーとしてMacとWindowsで検討する項目
コーダーとしては、以下の項目がMacかWindowsかを選ぶ上での検討項目になるかと思います。逆に言えば、以下の項目のどれかが無視してもいいと感じたり、何かしらの方法でどちらか一方のOSで事足りる場合は、とくに意識しなくてもいいかもしれません。
デバイスフォント
デザイン全体に最も大きく影響を与える部分だとデバイスフォントの違いがあります。ヒラギノ角ゴシックはMacにはありますが、Windowsにはありません。メイリオはWindowsにはありますが、Macにはありません。
このように、フォントをOSに依存させる場合にCSSの指定の仕方によっては見栄えが大きく変わる可能性がとても高いです。
念のための確認で、WindowsとMacではそれぞれどのフォントが適応されてという、実機の確認はしておきたいと思います。
レティーナディスプレイ
Mac特有の仕様で、レティーナディスプレイがあります。これは、解像度が通常の2倍になっているため、画像のサイズによっては「ボヤケがち」になってしまいます。
Macで画像を確認してボヤケていないかどうかの確認ができていると安心できるかもしれません。
ブラウザ(Safari or IE)
MacとMicrosoftはそれぞれ独自のブラウザを作っています。主要はChromeやFirefoxですが、日本ではSafari(Mac)もIE(Microsoft)もそれぞれ数パーのシェアがあります。
案件によるかもしれませんが、多くのWeb制作会社のコーディングルールではIEもSafariも正しく表示されるように作成するようにという指示が多いですね…
なので、この両方をチェックできる環境があった方が安心できます。
(IEが問題おこす代名詞になっていますが、意外とSafariも曲者だったりします…)
おわり
MacはWindowsも入れられる環境がめちゃくちゃ羨ましいのですが、そこだけのために作業効率を落とすのはどうなんだろうという葛藤もあったり、、
どっちもいい面があって、決めるのは難しいです。ただ、どちらかをメインに決めたからには、そっちのOSを使い倒すくらいに極めていくことが大事かなと思います。
中途半端にどっちも使っていると、Windowsの感覚でMac操作してしまったりと、ストレスが溜まるだけだったので・・・。
わたしの結論としては、どっち使っても大差がないなら慣れている方の操作を極める、のがいいかと思います。しっかり実機でテストするならMacもWindowsも両方持っておいたほうが安心できます。