営業と聞けば、たぶん多くの人は会社に飛び込んで「仕事ください!」みたいな光景をイメージするかと思います。もしくは、片っ端から電話している光景でしょうか。
もちろんこれも営業ですが、「営業の目的は仕事を獲得すること」という観点で考えると、実は上記みたいに能動的に動かなくても仕事はもらうことができたりします。
わたしもフリーランスになってからこれぞ営業!っていう営業はちょっとだけやってみましたが、やっぱり消極的かつコミュ障なわたしには合わずにすぐ止めてしました。そんな営業をしていないわたしでも、ありがたいことに毎月安定して仕事が与えられています。
最近は「営業は受け身でもいいんだ」ということが、実際の体験から感じることができています。この記事では、受け身で仕事を受ける上でやっておいてよかったことを5つ紹介していこうと思います!
参考にできそうな所があれば、実践してみてください!
受け身で案件獲得するためにすること
受け身で案件を獲得しているわたしが実際に行っていることです。ちょっと言うのが恥ずかしいのもありますが、赤裸々に書きました笑
可能性を高めたいなら全部やるべきです。可能性はあればあるほどいいですよね。
ポートフォリオの作成
「何ができる人なのか?」が分からないと、依頼しようがありません。「できます」と口だけじゃなくて、できることの証明みたいなものがないといけません。
Web屋だったら実際に公開されているサイトを披露するのが一番てっとり早いと思います。「HTML5、CSS3、JavaScript、ほにゃららもできます!」よりも、それらの技術が詰まったサイトを1つ見せれば済むだけの話です。
ポートフォリオでは、依頼する側がサイトを見た時に「どういう情報があれば依頼したくなるか?」を考えて作成することが大事だと思います。
「実績」「できること」「料金」など、情報を出し惜しみするのではなく、「どうやったら正しく伝わり、信頼されて依頼に繋がるだろうか?」みたいなことを考えます。ポートフォリオは自分のためじゃなくてクライアントのためにあることを忘れずに、自己満のサイトにならないように注意して作りましょう。
(偉そうに言ってますが、わたしのポートフォリオもまだまだです…)
インターネット上で情報(スキル)発信
情報発信をしていると、合致する情報から依頼してくれる方も多いです。サーバー移行したい → 検索 → 自分じゃできない → このブログ記事を書いている人に依頼しよう、みたいな。
わたしのブログはコンテンツはかなり絞っているので、訪問するのは「Webサイトを運営している人」に確実に絞られます。Webサイトでのお困りごとを解決するわたしにとって、Webサイトを運営している人は全員が見込み客なわけです。
インターネット上で発信することは、クライアントとマッチする可能性を秘めているということですね。
そして、インターネット上で情報をストックしておくメリットはもう1つあります。
クライアントが仕事を依頼する相手を選ぶときって、実はいろんな情報を複合して考えることが多いです。ポートフォリオを見て、プロフィールも見て、ブログも数ページ見て、SNSでの投稿も見て、クラウドソーシングでの実績も見て、みたいな。
会ったこともない見ず知らずの人なわけですから、多角的に判断して選びたいと思うのは当然かと思います。
色んな媒体で活動できていれば、信頼感を高めてくれる可能性が高まるかもしれません。
自分への評判・口コミの可視化
口コミや評判は選ぶ上でめちゃくちゃ重要な指標になっている気がします。わたしも何かものを買う時は口コミを見てから選びます。
わたしはココナラという媒体で200件以上の評価が溜まっているのですが、ポートフォリオも対応したサイトも何もない状態にも関わらずココナラの実績だけでお声がけいただいたことがありました。
周りからの評判というのは、それほど強い力を持っているのだなということを実感しました。目に見える形で評判を可視化できていると相手も安心して選びやすくなるのかもしれません。
受け身なクラウドソーシングを利用
わたしはココナラというクラウドソーシングに登録しているのですが、ココナラ上では何もしなくても依頼が来るようになりました。
「〇〇できますか?」というお問い合わせに対して、できるかできないかを答えるだけなので、精神的にとても楽です。実はクラウドソーシングには大きく分けると2種類あって、
- 1つ目は、こちらから提案して選んでもらえれば仕事になるタイプ
- 2つ目は、クライアントが対応できそうな人を探してお問い合わせしてくれるタイプ
ココナラは2番目のタイプで、「できること」を登録しておくだけで、あとはクライアントからのお問い合わせを待つだけという形です。
もちろん何も考えずに待っていてはずっとお問い合わせはないと思います。どうすればお問い合わせがくるかを考えて運営することが大切です。この辺りの戦略は以下の記事でまとめてますので参考にしてください!
仕事くれそうな人と出会う
仕事ができたり営業スキルの高い人のところには、めっちゃ仕事が集まります。その人(会社)は対応しきれないから断ったりしているわけですが、そういう人と出逢えばチャンスですね。
溢れた仕事を巻き取れるので、依頼する側もわたしも潤うという、いい関係が生まれます。
じゃあ「仕事くれそうな人ってどこにいるの?」って話ですが、Web系だったら、とりあえずWeb系の人が集まるイベントに行けばいいと思います。今は大きいのから小さいのまでたくさんありますよね。
IT系だったら以下の2つが有名でしょうか。
あとは、いやらしい話ですがTwitter上で「仕事できそうな人」に絡みにいくといいかもしれません。スキルが認められれば困った時に頼ってくれるかもしれません。
ただこういう場での振る舞いとして、いかにも営業してます!みたいなノリは嫌われたり出禁になると思います。勉強会とかでせめてできるのは、顔や名前や肩書が覚えてもらえそうな努力だけですかね。
自分だったらどういう人に依頼したいか?
フリーランスってその人自身が商品みたいな感じだと思っています。もしかしたら役割によって違ってくるのかもしれませんが、少なくともわたしはWebコーダーなので、自分から仕事を生み出すってことは有りえません。
依頼がないと仕事にならないわたしが日頃から考えているのは、「自分だったらどういう人に依頼したくなるか?」ということ。
- 対応件数が多くて高評価な人がいいな
- しっかりしたスキルがあるといいな
- 料金が明確だったらいいな
- 途中で逃げない人がいいな
- 新しい情報をキャッチしている人がいいな
- 修正回数が少ない人がいいな
といったように、色々ありますよね。
依頼したくなる人の像ができたら、自分がそうなればいいという話ですね。そして、なるだけじゃなくてそれをクライアントになりうる人に分かりやすく伝わっていることが大事だと思います。
わたしも初めから意識してやっていたわけじゃないですが、ココナラの実績から選んでもらえた最初の経験から、「どういう人が選ばれやすいのか」ってことを考えるようになってきました。
ぜひみなさんも自分の仕事に置き換えて、「自分だったらどういう人に依頼したいか?」を考えてみてください!
おわり
フリーランスも実は受け身で仕事できますよ!ってお話でした。わたしみたいにガツガツした性格じゃなくてもフリーランスできるので、みなさんは余裕だと思います。
5の方法を紹介しました。おさらいすると以下のとおりです。
- ポートフォリオの作成
- インターネット上で情報(スキル)発信
- 自分への評判・口コミの可視化
- 受け身なクラウドソーシングを利用
- 仕事くれそうな人と出会う
全ての視点で大事なのは「どういう人に依頼したくなるか?」ということです。依頼したくなる人に自分が当てはまっていて、それがクライアントに知られる状況になっていれば仕事(お問い合わせ)が来るのだと思います。