あれもこれもとプラグインを入れても重たくなり、ゴミが増えるだけです。予期せぬエラーが起こった時に原因究明に時間もかかるし、エラーの原因はおおよそプラグインだったりします。
プラグインは便利な反面リスクでもあるのです。
ですから、あれもこれもと入れたくなる気持ちが分かりますが、プラグインは必要最低限に留めることをおすすめします。
かつては50個以上のプラグインを入れてましたが、今は落ち着いて10個程度になりました。特に初心者の方はひとまず今回紹介するプラグイン以上は入れないようにしましょう!
WordPressのプラグイン機能は便利すぎますね。いつも助かってます。
ほぼ必須のプラグイン5選
重要度の高いものから順に紹介していきます。
Akismet Anti-Spam (アンチスパム)
WordPressを導入すると最初から内包されているプラグイン。コメント欄などからのスパムを防止するためのサービスです。
外部のサービスを利用しているため、連動させるために登録する手間がかかりますが、WordPressを利用するなら導入しておきたいプラグインです。
使い方:Akismetの設定方法
WP Multibyte Patch
公式:WP Multibyte Patch — WordPress プラグイン
こちらもWordPress導入時に最初から梱包されているプラグイン。WordPressはもともと英語圏で作られたため日本語には上手く対応されていません(たぶん)
WordPressを日本語にうまく対応させるためのプラグインなので、とりあえずで有効化しておきましょう。設定等はありません。
Contact Form 7
公式:Contact Form 7 — WordPress プラグイン
コンタクトフォームを簡単に設置できるようになるプラグイン。テーマ自体にフォーム設定機能はないので、ほぼ100%の人がこのプラグインを導入しているのではないでしょうか。
お問い合わせページが不要な方は別として、必須で導入しておきたいプラグインです。
All In One SEO Pack
公式:All in One SEO Pack — WordPress プラグイン
タイトルやディスクリプションの設定、Google AnalyticsやSearch Consoleとの連動、サイトマップの生成など、SEOに関わることは「これ1つ導入しておけばOK」というプラグインです。
SEOを意識したサイト運営をするのであれば導入しておきましょう!
ただしテーマによっては不要です。
使い方:All in One SEO Pack の設定方法と使い方
TinyMCE Advanced
公式:TinyMCE Advanced — WordPress プラグイン
投稿画面のエディタを拡張することができるプラグイン。もともとのエディタは機能が少なくて使いづらいですが、このプラグインを導入することで使いやすくなり装飾の幅も広がります。
使い方:TinyMCE Advanced の設定方法と使い方
必須ではないけれどおすすめのプラグイン
必須ではないけれど、おすすめしたプラグインを紹介していきます。どれもわたしが今も使っているプラグインばかりですので自信を持っておすすめできます!
他のプラグインとバッティングすることはありませんので、気になるものがあれば導入してみてください。
PuSHPress
公式:PuSHPress — WordPress プラグイン
PubSubHubbubという機能を使い、検索エンジンに更新を通知してくれます。読み方は、ハブサブハブバブ。噛みそう…。
記事を更新しても、検索エンジンが知るのはクローラーが回ってきたタイミングです。もしコンテンツがパクられていて、先にパクリコンテンツの方にクローラーが行ってしまったら、オリジナルであるはずの自分のコンテンツがパクリコンテンツと見なされかねません。
そういうことを防ぐために、更新したタイミングで通知する仕組みですね。有効化するだけで動きますのでSEOを意識したサイト運営される方は入れておきましょう。
※ 有効化するだけで使えます
Table of Contents Plus
公式:Table of Contents Plus — WordPress プラグイン
記事の目次を自動で生成してくれるプラグイン。
コンテンツの量にもよりますが、個人的には目次から読む内容を決めるタイプなので、あったほうが親切なのかなと思います。目次を見返して文章の構成が間違っていないかチェックしたりもしますね。
コンテンツの理想としては、目次を読むだけで話のストーリーがおおよそ分かるような作りです。
使い方:Table of Contents Plus – 記事の目次を自動生成できるWordPressプラグイン | ネタワン
EWWW Image Optimizer
公式:EWWW Image Optimizer — WordPress プラグイン
WordPress上の画像をすべて圧縮してくれるプラグインです。画像をよく使う方は特に使って欲しいところ。
画像がたくさんあるとページが重たくなります。今の時代、重たいページはGoogleからもユーザーからも嫌われます。
このプラグインを導入しておくだけで、画像の重さについては意識しなくて済むので、画像を使っている方はぜひ使って欲しいプラグインです。
使い方:WordPressで画像圧縮するなら「EWWW Image Optimizer」
BJ Lazy Load
公式:BJ Lazy Load — WordPress プラグイン
画像の読み込みタイミングを調整してくれるプラグインです。
一般的なWebサイトではアクセスしたタイミングですべての画像を読み込みます。しかし、Lazy Loadではユーザーが該当の画像にスクロールするちょっと手前で読み込みを開始します。なので最初の表示がめっちゃ早くなります。
画像の枚数が多いほど効果を発揮するので、画像を多用している方はぜひ導入して欲しいプラグインです。
使い方:スクロールのタイミングで画像を表示させる「Lazy Load」をWordPressに導入しよう!
SNS Count Cache
公式:SNS Count Cache — WordPress プラグイン
ブロガー大好きなシェア数。このシェア数を事前にカウントして管理および表示することができるプラグインです。
表示させるにはカスタマイズの知識が必要になるため、中級者向けのプラグインではあります。管理画面から記事ごとのシェア数を眺めたりできるので、それだけでも結構楽しいです。
使い方:ツイート数やはてブ数を取得して高速表示できるSNS Count Cacheの使い方
AddQuicktag
公式:AddQuicktag — WordPress プラグイン
投稿画面にオリジナルのボタンを作ることができるプラグイン。例えば、<strong></strong>
で囲うボタンはあっても、<strong class="hoge"></strong>
といったボタンはありません。
こういったオリジナルなボタンを簡単に作ることができます。
枠線とか、吹き出しとか、マーカーとか、オリジナルなCSSを作って、記事を彩っていきましょう!
使い方:見出しもマーカーもボタンも簡単登録!「AddQuicktag」でWordPress投稿編集から簡単タグ挿入
Broken Link Checker
公式:Broken Link Checker — WordPress プラグイン
リンク切れを教えてくれるプラグイン。記事が多くなってくると、外部リンクの数も増えてきます。更新時はアクセスできてもサイトが閉鎖されたりURLが変更したりと、設置した外部リンクからアクセスできないケースが起こるようになります。
そういったリンク切れの外部リンクを逐一パトロールして検出し、メールで教えてくれるプラグインです。外部リンクがあるのにアクセスできねーってなるとユーザーにストレスを与えることになるので、責任感の強い運営者は導入してください。リンクが切れたら削除するか、リンク先を変更するようにしましょう。
使い方:Broken Link Checkerプラグイン(ブログからのリンク切れチェック) – WordPressプラグインの一覧
WordPress Popular Posts
公式:WordPress Popular Posts — WordPress プラグイン
ブロガーが大好きな人気記事!WordPressで人気記事を表示させるプラグインはほぼこれ一択となっています。
初心者でも簡単に使える親切設計ですし、知名度の高さからインターネット上にもたくさんの情報があります。人気記事を表示させたい人は使ってみてください!
使い方:WordPress Popular Posts で人気記事を表示する方法
使うときだけ有効化すればいいプラグイン
通常のサイト運用では使わないけれど、たまに使うようなプラグインを紹介します。普段は無効化させています。
WordPress Importer
公式:WordPress Importer — WordPress プラグイン
WordPress公式のプラグインでバックアップした記事を一括で読み込む際に必要となります。
サイトの引っ越しなどのタイミングでしか使わないので、ほぼ必要ないですがとりあえずで導入しておいても構いません。
Search Regex
公式:Search Regex — WordPress プラグイン
WordPress上の記事を一括で置換してくれるプラグイン。
例えば、「こんにちは。〇〇です!」みたいな書き出しが嫌で「ハローエブリバディ。〇〇です!」に直したいときなど、このプラグインあれば一発で全部の記事を変更できます。
あとは、httpからhttpsに移行するときですね。自分のサイトであれば、https://haniwaman.com/cms → https://haniwaman.com/cms への変換処理で楽に移行できました。
一括置換したケースはあまりないと思いますので、必要な時に導入しておけばいいでしょう。
使い方:Search Regexプラグイン(記事やコメント内容を一括置換) – WordPressプラグインの一覧
Regenerate Thumbnails
公式:Regenerate Thumbnails — WordPress プラグイン
画像のサイズを作り直してくれるプラグイン。WordPressで画像をアップロードすると最低でも4つの種類のサイズが出来上がります。
サイズの設定を変更して画像を作り直したい場合に、このプラグインを使うといいでしょう。全部の画像を一括で作り直してくれます。
使い方:Regenerate Thumbnails – アップロード済みのサムネイル画像を再生成できるWordPressプラグイン
Show Current Template
公式:Show Current Template — WordPress プラグイン
現在表示しているページに使われているテンプレートを表示してくれるプラグイン。他者様のテーマをカスタマイズする際など、どのテンプレートを編集すればいいか一目瞭然です!
使い方:どのテンプレートを開いているか分かる「Show Current Template」でWordPressを丸裸に!
おわり
プラグインは本当に必要なものだけを入れるべきです。今回紹介したプラグインは、わたしが長年の経験から「あったほうが便利であろう」と感じたものだけを厳選しております。
初心者の方から中級者の方まで、プラグイン選びで迷われた方は、参考にしていただけると嬉しいです。